アイロンによるトナー転写は何度も失敗した。なかなか世のサイトの成功例のように濃く転写できなかった。温度か? 手順か? コピー機か?といろいろ試したが、結局温度が高すぎたようだ。
世のサイトの情報では160℃が適温との情報が多いが、これはモノクロレーザープリンタを前提にしているようだ。カラー機のトナーは定着温度が低いらしく、更に省エネのため、年々定着温度を下げる傾向にあるらしい。2chの自作基板スレに120℃での成功報告が多数上がっていたのが突破口になった。
うちの古いアイロンでは「低3(シルク)」が適温のようだ。
エッチング液は通常の塩化第二鉄水溶液ではなく、こちら(
akira_youの私見さんのところ
家庭にあるものでエッチングをする(クエン酸でエッチング))で紹介されている方法を試してみた。
3%オキシドール50ml位にクエン酸を10g、塩を2gくらい。ジップロックに基板と一緒に入れて、時々揉んだり向きを変えたりして30分で普通にエッチングできた。
オキシドール(消毒用)もクエン酸(ポット洗浄用)も百均で手に入るのが良いところ。
エッチング後のトナー落としは、1000番耐水ペーパーで十分だった。ややこしい強力な薬品はいらない。