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革靴を修理する(アドベース・アドカラー)
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 革靴のかかとの横のところの革の表面がはげてしまった。まだしっかりしている靴なのでもったいない。

 こんなときはほっけみりん Wikiさんのところで紹介されていたアレだ!
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 コロンブス社の革補修用製品であるアドカラーアドベースです。アドカラーは浅い傷の補修用塗料、アドベースは深い傷の補修用パテと考えれば良い。

 それにしても、「アドカラー 革」でググると本来の製品用途の靴修理じゃなく、革シートとか革ステアリングとかレーシングスーツとかの修理してる物好き仲良くなれそうな人ばっかりヒットするのが愉快です。

 私の靴の傷はかなり深いので、アドベースで傷を埋め、アドカラーで着色することにします。
 まずはアルコール(いつものIPA)で周辺を拭いて脱脂します。中途半端にめくれた表皮は切り取り、ざっと#240の紙ヤスリで均しました。
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 アドベースは小豆大の量を出して塗っていきます。塗りつけにはペラペラのプラ板(商品パッケージとかに使われているアレ)を使いました。最初はこすり付けるように、後のほうは凸凹を均すように塗っていきました。
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 1時間ほど放置して紙ヤスリ#240→#400の順で削って平滑にします。乾燥に伴い“やせ”が発生するので、足りなかった部分に再度盛る→乾燥→削るを満足するまで繰り返します。まるでプラモデルかNのキットを作っているようですw
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 次はアドカラーで着色。アドカラーは絵の具のような感触。ただし超速乾性。数十秒で乾燥。だから、これまた小豆大ほど出したらさっさっと塗って(こっちは指で塗るのが調子が良かった)、ダラダラいじってはいけない。いじると表面がガサガサになる。2, 3撫でが限度か?
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 ツヤ、周辺との馴染みの様子を見ながら、塗り重ねていきます。こんなところで完成でしょうか。言われないと、修理したことはまずわかりません。最初の状態を思えばかなりの改善です。
 一つ反省点として、アドベースにアドカラーを混ぜて着色しなかった(メーカーサイトに混ぜて良いと書いてある)のは失敗でした。アドベースは白いのでアドカラーがはげると目立ちます。

 それにしても、アドベースもアドカラーも300円くらいで、コストパフォーマンスが良すぎます。コロンブス社の靴クリームなどはメジャーな商品なのに、なぜこんな良い商品があまり出回っていないのか…
 そりゃ靴屋さんは新しい靴を買ってもらったほうが嬉しいだろうが。
by r34_gtt | 2012-01-21 00:23 | 日記 | Comments(0)


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