車輪などを手軽に黒染め風にできるケミカルとして知られているネオリューブですが、ここ何年も流通しておらず買えない状況でした。最近、数年ぶりに買えるようになったようですが、30mlで6千円とかなりの値上がり。
幸い、うちには以前に買ったものがまだ残っていますが、この不安定な入荷状況も値段も気に入らないので代用品を探してみました。まあネオリューブはMILに準拠したものなので、成分はグラファイトと分散・定着材(とIPA)でその割合もわかっている。似たものを探して見つけたのが
ファインケミカルジャパンの
グラファイトスプレーでした。
これならスプレー一本が千円程度。アマゾンでもヨドバシでも簡単に買える。こちらの手法でスプレーから中身を適当な遮光ビンに取り出した。
缶スプレーから塗料を取り出す10の約束(こむめさんのところ)
しばらくフタを閉めずに放置して溶け込んでいるガスを抜くのを忘れてはいけない。
アルミホイルに塗ってネオリューブと比べてみたが(左:グラファイトスプレー、右:ネオリューブ)、見た目全く区別できない。こすると落ちていくが、その食い付き強度や、水やアルコールを付けた綿棒で拭き取れるのも同じに思える。
スプレーから取り出すのが少し面倒ですが、もうネオリューブを買うことはないでしょう。