正月一発目のネタはリクエストにお応えして半田付けネタですw
長年愛用しているヘッドホンが断線して左が鳴らなくなってしまいました。元旦から半田ごてを握りますw

ブツはその昔2chの低価格ヘッドホンスレで一世を風靡したaiwaのHP-X121です。2千円程度という価格に似合わない素直な音が鳴ってくれるのですが…

ヘッドホンの断線で圧倒的に多いのはプラグの根元周りでしょう。次はヘッドホンの中のケーブルが結んであるか抜け止めがしてあるあたりかな。
外見からはどこが断線しているかわからなかったので、まずはプラグの近くでケーブルを切断してプラグを新品に、次にユニットの中のケーブルを切断してその分ケーブルを中に入れて半田付けしてみたのですが、直らず。orz こうなるとどこで断線しているかわかりません。

ちなみに、ヘッドホンでは細い電線にコーティングをしたリッツ線というケーブルが使われていることが多いですが(画像の線は片側に色が付いているので判りやすいですね)、そのままでは半田付けできません。木の板の上などで半田ごてで半田の小さな玉を作って、その中にしばらく線の先を漬けるなどすると熱でコーティングがはげて半田が乗るようになります。
画像のケーブルはこのヘッドホンで使われていたケーブルですが、アースも信号線も同じ細いリッツ線で、これならどこで切れても不思議はないですな。

仕方ないので、別のケーブルにすげ替えてしまいます。ガラクタ箱の中からSONYのピンケーブルが出てきたのでコレを使います。


後はプラグとユニットで半田付けするだけです。新しいケーブルは太さが全然違い、これならなかなか切れないでしょう。柔軟性も十分にあります。

修理完了。あっさり両側から音が出るようになりました。この程度のヘッドホンなら買えという声もありそうですが、音も着け心地もなじんだものを捨てるのはもったいない話です。